2023年8月24日

セミナーレポ―ト:エキスパートに学ぶ!新規事業の突破口を見つける方法とは

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2023年8月4日、「【新規事業開発セミナー】エキスパートに学ぶ!新規事業の突破口を見つける方法とは」をオンラインで開催しました。

ビジネスを取り巻く環境は激しく変化しており、企業は新たな成長の機会を得るチャレンジが不可欠です。一方、新規事業の開発に取り組んでいても、なかなか突破口を見いだせない企業も少なくありません。そこで役立つのが、長年に渡って新規事業開発の実務に取り組んできたエキスパートの知見です。

本セミナーでは、太田オフィス代表・deapoke Japan 株式会社 代表取締役である太田 隆裕氏に「新規事業における勘所と調査の考え方」と題してご講演いただきました。

太田オフィス代表・deapoke Japan 株式会社代表取締役:太田 隆裕氏

太田氏は、半導体・電子部品メーカーのローム株式会社で商品開発/商品戦略・マーケティング/新規事業創出に携わってきた新規事業開発のエキスパートです。自身の経験から得た新規事業創出における考え方や勘所の普及に尽力しており、新規事業の進め方全体をポートフォリオとして考えて体系的に説明していくところに多くの人からの支持を得ています。

新規事業の4つのフェーズ

セミナーの冒頭で、太田氏は多くの企業の新規事業の考え方を紹介してくれました。

「新規事業を始めるとき、お客様の意見を聞きに行く場合が多いと思います。儲かっていそう、立ち上がっていそうな産業でどんなものが作られてるか調べて、それを真似をすればいいと考える企業も多いでしょう。しかし、これをやっている限り必ず競合他社との競争になります。

すでに出来上がっている、あるいはもう出来上がりつつある中に参入していこうとするとどうしても競争になります。その結果、 中国や韓国、これからはベトナム・インドなどの競合と価格競争になってしまいます。

これを避けるには、何を新規事業にするのかをちゃんと踏まえることで、競争相手とは違う世界での仕事を生み出すことによって、先駆者利益を得ることが重要になります」

そこで太田氏は、次のように新規事業には4つのフェーズがあると説明しました。

  1. 市場創造フェーズ:現時点で世の中に何もない状態。
  2. 市場予感フェーズ:世の中で注目され始めた、試作があるかないかの状態
  3. 市場準備フェーズ:試作開発は完了しているが正式サービス・製品は未投入
  4. 市場完成フェーズ:自社は未参入だが、すでに市場が形成されている状態

「このような新規事業の4つのフェーズを正しく捉えることが大切になります。たとえば、1番の市場創造フェーズや2番の市場予感フェーズでプロトタイプを作ろうというときに、よく分かっていない役員の方が”その市場はどれだけ儲かるんだ、どれくらい利益が出るんだ”と言っても混乱するだけです。結果的に、その取り組みをつぶすことになってしまいます。」

そして、さらに市場のフェーズを踏まえた取り組みや、ポートフォリオの考え方、市場調査の重要性など、具体例を上げながら解説してくれました。

「なにか新しいことにチャレンジしよう!」

そんな号令と共に始まる新規事業も少なくないと思います。

太田氏が指摘しているように、自社にとって新しい取り組みだとしても、世の中には既に広がっているビジネスで2匹目・3匹目のドジョウを狙うのか、まったく新しい市場を開拓していくのかで活動内容は大きく違ってくるはずです。

その違いを意識するために、このような新規事業に関する考え方は大いに役立つのではないでしょうか。

セミナー動画をご覧いただけます

本セミナーの動画を下記よりご覧いただけます。

https://share.hsforms.com/1_0kQDgCyQ5W1rLrnSgX4kwcbtp6

ぜひ、こちらもご利用ください。

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