COLUMN
2021年10月06日
#システムリプレース #システムリプレイス – 知ったかテックワード!君もIT博士
カテゴリー:知ったかテックワード
タグ:システム運用, システム開発, プロジェクト管理
システムリプレース(System Replace)は、既存の古いシステムやハードウェア・アプリケーションを入れ替えること。英語で場所を表す「Place」に対して、交換するって意味で「Replace」って書く。
たとえば、これまで使ってきた業務システムのコンピュータが故障したり、OSのバージョンが古くなって、通常のアップデートは対応しなくなってきた。あるいは、事業の成長に合わせて、もっと強力で多機能なシステムが必要になった。なんて場合に、システム全体を刷新する。
これが、システムリプレースだよ。
システムリプレースの方式
システムリプレースには、大きく4つの方式がある。それぞれ、切り替える段階の扱いによって異なっている。
- 一括移行方式:現行システムから新システムに一度に切り替える。
- 段階移行方式:現行システムから新システムに段階的に切り替える。
- 並行移行方式:現行システムから新システムを並行稼働しながら切り替える。
- パイロット方式::現行システムから新システムに特定部門から切り替える。
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企業システムをリプレースする場合、業務自体を止める訳にはいかないから、影響を最小限に抑える必要がある。
一括移行方式なら、影響の及ぶ期間は短く負荷も小さくできるけど、新システムに問題があった場合にトラブルの影響範囲が大きくなる。段階的な移行や並行しての移行は、新システムにトラブルがあっても影響を小さくできるけど、切り替え作業の負荷は高くなる。たとえば、現行と新システムを並行稼働させると、2つのシステムに2重にデータを入力する必要がでてきて色々と大変になる、といった具合だ。
システムリプレースとアップデート・マイグレーションの違い
システムリプレースとよく似た言葉に、アップデートとマイグレーションがある。
アップデートは、システムの構成要素の一部を新しいバージョンに置き換えること。基本的に、互換性があるものに入れ替えることになる。
マイグレーションは、システム構成の一部を置き換えるのではなく、下回りに当たるシステムやインフラ基盤を刷新する。つまり、上物はそのままで、新しいインフラ上に移動させることになる。
たとえば、オンプレミスのシステムを、アプリケーションはそのままで、クラウド環境に移設することを「クラウドマイグレーション」と呼ぶんだ。
おまけのコント
ウサギ:このコーナーも、だいぶ盛り上がってきたよね。
カエル:じつは、そのことで大事な話がある。
ウサギ:なになに?ウサギのアニメ化とか?アイドルユニット兎坂46結成とか!
カエル:さらに人気を盛り上げるため、登場キャラをテコ入れする。
ウサギ:あー、やっぱり。ウサギとカエル。哺乳類と両生類じゃバランス悪いもんネ。
カエル:ウサギの代わりに、可愛いネコを抜擢した。
ウサギ:えーっ!ウサギだって可愛いよ。フワフワのモフモフだよ。
カエル:鼻がヒクヒクしてるばかりの臆病者で、何を考えてるのか理解しがたいそうだ。
ウサギ:ネコだって、自分勝手でツンデレだろ。
カエル:ネット動画での圧倒的な人気ぶり。モフモフの王者はネコ。
ウサギ:チクショー。
カエル:次回、もふもふ!テックワード、お楽しみに!