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2021年10月28日
#SQL (Structured Query Language) – 知ったかテックワード!君もIT博士
カテゴリー:知ったかテックワード
タグ:システム開発, データベース, 基本用語
SQL(Structured Query Language)は、リレーショナルデータベースに対する問い合わせ言語。データの検索・更新などの操作ができる。「エスキューエル」や「シークェル」「シーケル」と発音するよ。
世の中には、いくつかの人工的な言語がある。たとえば、HTML(HyperText Markup Language)は、Webページ記述言語。これを使って記述されたWebページがブラウザに表示される。プログラミング言語は、コンピュータプログラムを記述するための言語になる。
SQLは、Structured Query Languageの略。構造化された、つまり一定の形式を持った問い合わせ言語という意味になる。クエリー(Query)は、質問や疑問ってこと。だから、SQLはデータベースを検索するための言語ということだね。ただし、データベースを定義したりデータを制御するといった機能も持っている。
SQLの特徴
SQLは、次のような特徴を持っているヨ。
- 国際標準化機構(ISO)により統一標準規格が定められている
- 自然な英語っぽく読める
- 3種類のコマンドがある
- データ定義言語 (DDL: data definition language):データベース定義の作成・削除・変更など
- データ操作言語 (DML: data manipulation language):データの検索・挿入・更新・削除など
- データ制御言語 (DCL: data control language):データに対するアクセス権限・ロック・トランザクションなど
SQLで記述された問い合わせ文は、自然な英文っぽく読めるようになっているよ。たとえば、次のように記述すると、「お店の商品データベースから、果物と値段を取りだせ」というような意味になる。
> SELECT fruit, price FROM shop
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リレーショナルデータベースは、多くのシステムに不可欠なミドルウェアだ。SQLを理解していると、システム開発や運用で重要な役割を果たしているんだよ。
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おまけのコント
ウサギ:SQLって、建築用語みたいだよね。
カエル:そうなの?
ウサギ:ストラクチャー・クエリー・ランゲージだから、構造物に質問する言葉。
カエル:どこに使うんだよ。
ウサギ:遥か彼方、東の山脈に、沢山の巡礼が集まる古代寺院があってネ。
カエル:ほぅ。
ウサギ:そこに、何でも質問に答えてくれる巨大な神像がある。
カエル:そうなんだ。
ウサギ:人生のどんな疑問にも、正しい答えを教えてくれる。
カエル:何でも願いがかなう的な話なのね。
ウサギ:その神像に質問するのに使うのが、SQL。
カエル:うーむ。魔法の呪文みたいだ。
ウサギ:ただし、習得に3年かかる。
カエル:めんどくせー。