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#デプロイ – 知ったかテックワード!君もIT博士
2021年11月11日
デプロイ(Deploy)は、ソフトウェアを本番環境に配備して利用可能にする作業のこと。本来、英語では「配置する」「配備する」といった意味になる。
システム開発では、次のような環境を用意するのが一般的だ。
- 開発環境(デベロップメント環境)
- ステージング環境
- 本番環境(プロダクション環境)
開発環境で、実際の開発作業をおこなったり動作を確認したりする。そして、ステージング環境で動作や表示の最終確認をおこなう。ここで問題がなければ、本番環境に適用される。開発したソフトウェアを本番環境に移して利用可能にする。これがデプロイなんだ。
デプロイの実際のステップは、システム構成やプログラミング言語の種類によって違ってくる。よく似た言葉では、次のようなものがある。
- ビルド:プログラミングファイルを実行ファイルに変換して、結合・リンクさせる作業。結合したファイルをパッケージと呼ぶ。
- リリース:サービスや商品を提供すること。ソフトウェアやWebサービスでは、公開したりバージョンアップすることをこう呼ぶ。
サーバーを停止・再起動させずにデプロイできる機能はホットデプロイといわれる。現在のWebサービスは、ネットを経由して24時間どこかで誰かが使っている可能性があるから、デプロイのためにサービスを止めると利用者が困ってしまい満足度が下がってします。だから、ホットデプロイが役に立つんだ。
さらに、ホットデプロイには、次のような方式がある。
- ブルーグリーンデプロイメント
- イミュータブルデプロイメント
- シンボリックデプロイメント
- ローリングデプロイメント
できるだけWebサービスを停止しないで機能をアップデートしたり、バグを修正するために、このようなテクニックが使われるよ。
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おまけのコラム
ウサギ:すごいサービスのアイデアがひらめいてサ。
カエル:ほう。
ウサギ:開発に開発を重ねて、やっとデプロイしたんだヨ。
カエル:おめでとう!で、お客さんは集まっているの?
ウサギ:それが、ぜんぜん来なくって。
カエル:ちゃんとテストして、動作してるんだろ。
ウサギ:もちろんだよ。
カエル:じゃあ、宣伝は?SNSで告知するとか。
ウサギ:そういうことはサッパリわからないんだよねェ
カエル:マーケティングをちゃんとやらないと。
ウサギ:だから、まずはノロシを上げようと思って。
カエル:狼煙って、炎上マーケティングのこと?
ウサギ:いや、煙を炊いて合図を送るやつ。
カエル:そりゃまた原始的な。
ウサギ:大量の風船に手紙を付けて手紙を飛ばしたり。
カエル:うむむ。
ウサギ:あと、一族中のウサギを動員して、草原に地上絵を描いて。
カエル:デジタルマーケティングをなめてないか。
ウサギ:それを人工衛星から撮影して広めてもらう。
カエル:・・・それはちょっとすごいかも。